HAPPY!育児生活お役立ち情報
葉酸について
妊婦の健康と胎児の健全な発達のためには、多様な食品を摂取することにより栄養のバランスを保つことが必要ですが、二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症を減らすためには、妊娠前から妊娠初期の葉酸の摂取が重要であることが知られています。
葉酸は、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、いちご、納豆など身近な食品に多く含まれています。日頃からこうした食品を多くとるように心がけましょう。
マタニティーブルー
出産直後から1週間頃までみられることが多い、一時的な情緒不安定(「気分がコロコロ変わる」、「イライラする」など)で、約25~30%の人が経験すると報告されています。
産後のホルモンバランスの急激な変化が関係し、2週間ほどでおさまるので心配はいりません。ただ育児による精神的負担を和らげるためにも、周りの人にできる範囲で手伝ってもらうなど休息の時間をとりましょう。
産後うつ
出産後1か月にみられることが多く、治療が必要な心の病気のひとつです。いくつか思い当たる症状があれば、専門医を受診してください。早めに発見し治療すれば、産後うつは長引かないと言われています。
症状
- ほとんど1日じゅう気分がしずむ。
- 不安になったり、イライラが続く。
- 疲れがとれない。何をするのもおっくうになる。
- 子どもに愛情がわかず、世話ができない。
- 育児に自信がもてない。
育児休業について
育児休業とは、満1歳までの乳児を養育する労働者が、法律に基づいて取得できる休業制度のことです。育児休業の対象者は男女を問いません。対象となる雇用形態は、①同一事業所に引き続き1年以上雇用されていること、②子どもが満1歳に達する日を超えて引き続き雇用が見込まれること、この2つの要件が満たされていれば、申し出て休業できます。
休業期間は子どもが満1歳に達するまでですが、保育園等に入園を希望しても入園できな場合や、養育している配偶者がやむをえず養育が困難な場合は2歳まで取得できます。
発達障害について
乳児期から幼児期にかけて、様々な原因が影響して、発達に遅れや質的なゆがみ、機能獲得に困難が生じる心身の障害を指します。発達障害は、大きく分けて次の3つに分類されます。
①発達に歪みがあり通常はしない特異な行動がみられる「広汎性発達障害」、②発達に遅れがありスキルの獲得に時間がかかる「精神遅滞」、③発達に偏りがあり、特定の分野において困難がみられる「学習障害」の3つになります。